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北海道弁?????

2021/05/06

道産子の私が「方言なんてない」と思っていた北海道。でも、北海道を出てみると予想以上に言葉・概念の違いがあることに気づきました!道民はそうと知らずに使っている「北海道弁」をご紹介します!

道産子は北海道弁なんてないと思ってる...けど

 

私は北海道生まれの道産子ですが、内地に来るまで(してからもしばらく...)、「北海道弁」なんて存在しないと思っていました。TVドラマでわざとらしく「なまら〜だべ」なんて言ってるのをみて「フン!本当の北海道民はこんな喋り方しない!」と怒っていたのです。

 

もともと、先住民族と全国からの移住者によって成り立つ北海道。方言は淘汰されて共通語が使われているはずと思っていたのですが、それは大間違い!今回は北海道を離れて初めて気づいた「隠れた北海道弁」をご紹介します!

「あっ!おつゆまかしちゃった!」

 

「あっ!お味噌汁こぼしちゃった!」

お味噌汁などの汁物、北海道民は「おつゆ」って呼ぶんです。お吸い物も味噌汁もおつゆです。また「まかす」は「こぼす」の意味です。

「なしてさ?」「なしても!」

 

「どうして?」「どうしても!」

「なして?」は「どうして?」と聞く時の表現。語尾に「さ」をつけるのも北海道弁の特徴ですよね。これはとってもよく使われるフレーズなので、突然聞かれてもひるまないように!

「あおたんできた」

 

「青あざできた」

青い+たんこぶ=「あおたん」。いわゆる内出血による青あざのことですね。ちなみに赤く腫れた時は「あかたん」です。内地(本州)の人はこれを使い分けてないって本当ですか?

「こりゃわやだね」

 

「これはめちゃくちゃ(手がつけられない)だね」

「わや」な状況は、簡単に言えば滅茶苦茶で手のつけようのないカオスな状態こと。「吹雪で外がわや」「台風で畑がわや」「おつゆまかして食卓がわや」など、いろんな「わや」なものに使えます。

「トランプてんきっといて」

 

「トランプよく混ぜておいて」

東京弁でも「トランプをきる」というのでなかなか気付かなかったのですが、「てん(を)きる」というのは北海道弁なんですね。私は不器用なのでいつも「てんきって」と頼む側でしたが、「てん」の語源は謎です。

「まただはんこいて!」

「またわがまま言って!」

だはんこく(動詞)は子供が意地を張ってわがままを言うこと。あんまりだはんこいてると「だはんこき」(名詞)と呼ばれちゃいます。似たような意味で言うことを聞かない子は「きかんぼう」と呼ばれます

 

「ゴミステーション、キツネにやられてたさ」

「ごみ捨て場、キツネにやられてたよ」

別名「ゴミ投げ場」。札幌市では街角のごみ捨て場をゴミステーションと呼んでいます。ただゴミが置いてあるだけですが、ステーションというと何となくゴミが上品になった気がしませんか?ちなみに北海道ではカラスだけでなく、キタキツネやヒグマがゴミをあさりに来ます。

「誰々がいたの?」

「(複数の)誰がいたの?」

「昨日の飲み会、誰々(だれだれ)が来たの?」の「誰々」は、複数の人物を想定して「誰」と聞く時の言葉です。単数の時は普通に「誰」を使います。本州の人にこの概念がないのが不思議でたまりません。

 

「ボタン押ささらない」

 

「ボタンが押せない」

「動詞+さる」は「(勝手に/問題なく)〜できる」という意味です。「押ささる」以外にも「このペンまだ書かさる」「メールが送らさらなかった」など色々な動詞に使えますが、その許容範囲は個人によってかなり違うようです。

 

「大丈夫かい?」

 

「大丈夫?」

疑問文の文末が「〜かい?」となるのは北海道弁の特徴の一つ。かなり親しい間柄で使われる表現です。「あれかい?〜かい?」という表現が体に染み付いた私には共通語でこれをどういうのかがわかりません......。

「猫にかっちゃかれた」

 

「猫にひっかかれた」

共通語の「ひっかく」に相当する「掻(か)っちゃく」。「虫刺され掻っちゃいたらだめだよ」「犬が掻っちゃいて絨毯がわやになった」など、使用場面ははいろいろ。

「ちゃんとじょっぴんかったかい?」